仕出し瀬戸内

食べることの楽しさをお届け　１２０年以上続く仕出し屋

明治時代に創業され、１２０年以上。仕出し瀬戸内は、江田島市を中心に、倉橋島や音戸町などにお弁当を届け続けてきた仕出し屋さんです。瀬戸内海で獲れる新鮮な魚介やこだわりの食材を使い、さまざまな種類のお弁当や仕出し料理を手掛けています。販売所があるのは早瀬大橋のすぐ近く。昼過ぎに訪れた際には、すでにお弁当が売り切れ寸前でした。

「旬にこだわったものをつけ、お刺身にしても鮮度が良いものを提供できるよう心がけています。注文が入るのは、個人さんを中心に、団体さんやイベントの時にお弁当を頼まれることがほとんどです。小さいながらもこうやって販売所にもお客さんが来てくれる。本当にありがたいことです」と話すのは、代表の濵西啓三さん。濵西さんは今、他の商品との差別化を図るために『鯛の推し寿司』を開発、名物として売ろうと努力を重ねています。「瀬戸内海産の鯛に、江田島産のオリーブオイルを使った推し寿司です。国産黒米を使った赤紫色のしゃりが特徴。今は土日限定で販売しています」土曜日は仕出し業が多くなる、特に忙しい曜日で、少人数で稼働している濵西さんたちには、どうしても人手が必要です。

「ある程度自由が利く体制ですし、何かあれば相談してほしい。健康が一番なので、元気な方であれば誰でも歓迎です。盛り付け業務を中心に手伝っていただくので、黙々と作業をすることが好きな方は向いているかと思います。朝は早いのですが、長時間拘束することは無いですし、その後の時間を有効的に使っていただけるので、どの世代の方にもおすすめします」

取材中、ずっと笑顔の絶えない濵西さん。この明るい人柄も、お客さんに信頼を得ている理由のひとつです。